J1昇格プレーオフ(J2からJ1への昇格を争う大会)と、J2昇格プレーオフ(J3からJ2への昇格を争う大会)について、2025年までに終了した大会の昇格クラブ・年間順位・決勝スコアを一覧にまとめました。
J1クラブの残留も決まる「J1参入プレーオフ」(2018・2019・2022年)は、昇格と混同しないよう別表にしています。
確認日:2026年10月12日(Jリーグ公式サイト・J.League Data Siteなどの公式情報で確認)
掲載対象:2025年までに終了した大会
J1昇格プレーオフの歴代結果一覧【2012年〜】
J1昇格プレーオフは、J2の年間3〜6位のクラブが各1試合のトーナメントを戦い、J1昇格の残り1枠を争う大会で、2012年に始まりました。
2018〜2022年はJ1の16位クラブも加わる「J1参入プレーオフ」に形を変え(実際に開催されたのは2018・2019・2022年)、2023年からは再びJ2クラブ同士の形式で行われています。
下の表は、J2クラブ同士で争った9大会の決勝結果です。スコアは左側の昇格クラブの得点を先に記載しています。参入プレーオフの3大会は別表に、2020・2021年は大会自体が開催されていないため掲載していません。
| 年度 | 昇格クラブ(J2年間順位) | スコア | 対戦相手(J2年間順位) |
|---|---|---|---|
| 2012 | 大分(6位) | 1-0 | 千葉(5位) |
| 2013 | 徳島(4位) | 2-0 | 京都(3位) |
| 2014 | 山形(6位) | 1-0 | 千葉(3位) |
| 2015 | 福岡(3位) | 1-1 | C大阪(4位) |
| 2016 | C大阪(4位) | 1-0 | 岡山(6位) |
| 2017 | 名古屋(3位) | 0-0 | 福岡(4位) |
| 2023 | 東京V(3位) | 1-1 | 清水(4位) |
| 2024 | 岡山(5位) | 2-0 | 仙台(6位) |
| 2025 | 千葉(3位) | 1-0 | 徳島(4位) |
2015年・2017年・2023年の決勝は90分で引き分けています。いずれも当該年度の規定(90分で引き分けた場合は年間順位が上位のクラブを勝者とする)により、上位だった福岡・名古屋・東京Vが昇格しました。
直近の決勝結果
2025年の決勝は12月13日にフクダ電子アリーナで行われ、J2年間3位のジェフユナイテッド千葉が4位の徳島ヴォルティスに1-0で勝利し、J1昇格を決めました。準決勝では、千葉が6位のRB大宮アルディージャに4-3で勝利し、徳島は5位のジュビロ磐田と1-1で引き分け、年間順位上位の規定で決勝に進んでいます。
その前年の2024年は、5位のファジアーノ岡山がホームで6位のベガルタ仙台に2-0で勝利し、クラブ史上初のJ1昇格を果たしました。この年は準決勝で3位の長崎、4位の山形がいずれも敗れ、5位と6位による決勝になっています。
6位から昇格したクラブは?
J2年間6位からJ1昇格を果たしたのは、2012年の大分トリニータと2014年のモンテディオ山形の2クラブです(J2クラブ同士の9大会が対象)
大分は準決勝で3位の京都を4-0で破り、決勝で5位の千葉に1-0で勝利しました。山形は準決勝で4位の磐田に後半アディショナルタイムのGK山岸範宏のゴールで勝ち越し、決勝で3位の千葉を1-0で下しています。
このほか、2016年の岡山と2024年の仙台は6位から決勝まで進みましたが、昇格には届いていません。2018年のJ1参入プレーオフでは6位の東京Vが決定戦まで勝ち上がりましたが、J1の磐田に敗れています。
J1参入プレーオフの結果|昇格と残留を区別
J1参入プレーオフは、J2年間3〜6位のクラブが1回戦・2回戦を戦い、勝ち上がった1クラブがJ1年間16位のクラブと「決定戦」を行う方式でした。
決定戦はJ1クラブのホームで行われ、90分で引き分けた場合はJ1クラブが勝者となる規定です。そのため、J2クラブがトーナメントを勝ち上がっても、それだけではJ1昇格は決まりません。
| 年度 | J1クラブ(J1年間順位) | 最終戦スコア | J2クラブ(J2年間順位) | 結果 |
|---|---|---|---|---|
| 2018 | 磐田(16位) | 2-0 | 東京V(6位) | 磐田がJ1残留/J2からの昇格なし |
| 2019 | 湘南(16位) | 1-1 | 徳島(4位) | 規定により湘南がJ1残留/J2からの昇格なし |
| 2022 | 京都(16位) | 1-1 | 熊本(4位) | 規定により京都がJ1残留/J2からの昇格なし |
2018・2019・2022年はいずれもJ1クラブが残留
3大会とも、J1年間16位のクラブが決定戦に勝つか引き分けに持ち込み、J1に残留しました。J2側のトーナメントを勝ち上がったのは東京V(2018年・6位)、徳島(2019年・4位)、熊本(2022年・4位)で、いずれもJ1昇格には至っていません。
2019年と2022年は、試合そのものは1-1の引き分けです。引き分けならJ1クラブが勝者となる規定によって、残留が決まりました。なお2018年は、J2で4位だった町田がJ1クラブライセンスを保持していなかったため出場していません。
2020・2021年に開催されなかった理由
2020年は、新型コロナウイルスの影響でリーグ戦が延期・中断していたなか、Jリーグが4月の臨時理事会で大会方式を変更しました。J2からJ1への昇格はリーグ戦上位2クラブの自動昇格とし、J1参入プレーオフは開催しないことが決まっています(2020シーズンの大会方式変更)
2021年は、シーズン終了後の昇格を2クラブ、降格を4クラブとし、J2からJ1への昇格は上位2クラブの自動昇格とするルールでした(2021シーズン終了後の昇格・降格ルール)。プレーオフによる昇格枠がなかったため、この2年は歴代表に結果がありません。
J2昇格プレーオフの歴代結果一覧【2024年〜】
J2昇格プレーオフは2024年に始まった大会で、J3の年間3〜6位のクラブが各1試合のトーナメントを戦い、J2昇格の1枠を争います。
試合はリーグ戦上位クラブのホームで行われ、90分で引き分けた場合は年間順位が上位のクラブが勝者です。2025年の大会概要では、J2クラブライセンスの交付判定を受けていないクラブは出場できず、7位以下の繰り上げ出場もないとされています。
2024年:富山が引き分けで昇格
初開催となった2024年の決勝は12月7日、J3年間3位のカターレ富山のホームで行われました。
4位の松本山雅FCが前半に2点を先行しましたが、富山は80分と90+3分の碓井聖生のゴールで2-2に追いつき、試合は引き分けで終了。リーグ戦の順位で上回る富山が、11年ぶりのJ2復帰を決めました。
2025年:宮崎が決勝で勝利して昇格
2025年の決勝は12月14日、3位のFC大阪のホームゲームとしてAxisバードスタジアムで行われました。
引き分けでは昇格できない4位のテゲバジャーロ宮崎が前半に2点、後半に2点を挙げて4-0で勝利し、クラブ初のJ2昇格を決めています。大会概要によると、優勝クラブは2026年の特別シーズンからJ2に参加する扱いでした。
歴代結果から見る年間順位と引き分けの影響
ここでは、J2クラブ同士で行われたJ1昇格プレーオフ(2012〜2017年・2023〜2025年の9大会)だけを集計しています。
J1参入プレーオフ、非開催の2020・2021年、自動昇格、J2昇格プレーオフは含めていません。
3位・4位・5位・6位から昇格した回数
| J2年間順位 | 昇格回数 | 該当クラブ(年度) |
|---|---|---|
| 3位 | 4回 | 福岡(2015)、名古屋(2017)、東京V(2023)、千葉(2025) |
| 4位 | 2回 | 徳島(2013)、C大阪(2016) |
| 5位 | 1回 | 岡山(2024) |
| 6位 | 2回 | 大分(2012)、山形(2014) |
| 合計 | 9回 | 9大会 |
9大会の決勝のうち3大会(2015・2017・2023年)が引き分けで、いずれも年間順位が上位のクラブが昇格しました。決勝で年間順位が下位のクラブが昇格したのは2012〜2014年の3大会で、いずれも決勝で勝利しています。
昇格プレーオフの歴代結果に関するよくある質問
引き分けなのに昇格できるのはなぜ?
昇格プレーオフは延長戦を行わず、90分で引き分けた場合は年間順位が上位のクラブを勝者とする規定があるためです(2025年の大会方式など)。リーグ戦の成績を優先する考え方で、試合の記録はあくまで引き分けのまま残ります。
J1参入プレーオフと昇格プレーオフは何が違う?
J1昇格プレーオフはJ2クラブ同士で昇格の1枠を争う大会です。J1参入プレーオフはJ1年間16位のクラブも参加し、決定戦の結果でJ1クラブの残留かJ2クラブの昇格かが決まりました。決定戦で引き分けた場合はJ1クラブが勝者となる規定でした。
2020・2021年はなぜ結果がない?
2020年は大会方式の変更でJ1参入プレーオフを開催しないことが決まり、2021年もJ2からJ1への昇格は上位2クラブの自動昇格とされました。どちらの年もプレーオフによる昇格枠がなかったため、結果は存在しません。
百年構想リーグのプレーオフも昇格を決める大会?
昇格を決める大会ではありません。2026年前半の特別大会「明治安田Jリーグ百年構想リーグ」のJ2・J3では、プレーオフラウンドは順位を決めるための試合で、大会の結果による昇格・降格はないと公式の大会概要に明記されています。
2026/27シーズンの結果はいつ追加される?
Jリーグ Digital Data Bookでは、2026/27シーズンのJ1昇格プレーオフは準決勝が2027年5月30日、決勝が2027年6月5日の予定です。当記事では、決勝が終わり公式記録で結果・年間順位を確認できた段階で、表と集計をあわせて更新します。
2026/27シーズンの日程や昇降格の仕組みはJリーグ2026/27シーズン完全ガイドで、試合会場へ行く準備は初めてのアウェイ遠征完全ガイドで解説しています。


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