リーグ戦のシーズン終盤、優勝争いと同じくらい目が離せない戦いがあります。
それが、「昇格プレーオフ」です。
一発勝負のトーナメントが生む、歓喜と絶望のコントラスト。「リーグ戦とは別競技」とも言われるこの短期決戦では、これまで数々のドラマが生まれてきました。
今回は、2012年の導入から現在に至るまでの「J1昇格プレーオフ」と、2024年から新設された「J2昇格プレーオフ」の歴代勝者と結果を一覧表にまとめました。
過去の激闘の記録として、ぜひ振り返りにご活用ください。
J1昇格プレーオフ(J2→J1)の歴史と結果

まずは、J2の3位〜6位クラブが、J1への「最後の1枠」を懸けて争うトーナメントです。
2018年から2022年までは、J1の16位クラブと戦う「参入プレーオフ」形式が採用されていましたが、2023年からは再びJ2クラブ同士で昇格を決める形式に戻っています。
この大会の最大の特徴は、リーグ戦上位クラブに与えられる「引き分けなら勝ち抜け(上位クラブの勝者扱い)」という絶対的なアドバンテージです。この規定が、終了間際の劇的な展開を何度も生んできました。
□ J1昇格(参入)プレーオフ歴代・決勝の結果一覧表
| 年度 | 昇格クラブ | スコア | 対戦相手 |
|---|---|---|---|
| 2012 | 大分(6位) | 0-1 | 千葉(5位) |
| 2013 | 徳島(4位) | 2-0 | 京都(3位) |
| 2014 | 山形(6位) | 1-0 | 千葉(3位) |
| 2015 | 福岡(3位) | 1-1 | C大阪(4位) |
| 2016 | C大阪(4位) | 1-0 | 岡山(6位) |
| 2017 | 名古屋(3位) | 0-0 | 福岡(4位) |
| 2018 | 磐田(J1・16位) | 2-0 | 東京V(J2・6位) |
| 2019 | 湘南(J1・16位) | 1-1 | 徳島(J2・4位) |
| 2020 | 開催なし | コロナ禍のため中止 | |
| 2021 | 開催なし | コロナ禍のため中止 | |
| 2022 | 京都(J1・16位) | 1-1 | 熊本(J2・4位) |
| 2023 | 東京V(3位) | 1-1 | 清水(4位) |
| 2024 | 岡山(5位) | 2-0 | 仙台(6位) |
| 2025 | 未定 |
「下克上」の時代(2012〜2014)
導入初期は「6位チームが勢いのままに優勝する」というケースが目立ちました。
特に2012年の大分トリニータ、2014年のモンテディオ山形の勝ち上がりは、プレーオフの恐ろしさと面白さを世に知らしめました。
厚かった「J1の壁」(2018〜2022)
「J1参入プレーオフ」として開催された期間、J2の勝者は一度もJ1の16位チームに勝つことができませんでした(2019年の徳島、2022年の熊本は引き分けまで持ち込みましたが、規定により涙を飲みました)
J1とJ2の強度の差、そして「引き分けでも残留できる」というJ1側の優位性が際立った時代です。
J1参入プレーオフの廃止(2023~)
2023年、J2同士の戦いに戻った初年度。国立競技場で行われた東京ヴェルディ対清水エスパルスの一戦は、後半アディショナルタイムのPKで東京Vが追いつき、「引き分け=上位昇格」の規定で16年ぶりのJ1昇格を決めました。
続く2024年シーズン。5位からプレーオフを勝ち上がるという「下剋上」を果たし、ファジアーノ岡山がクラブ史上初のJ1昇格を決めました。
J2昇格プレーオフ(J3→J2)の歴史

2024シーズンより新設されたカテゴリーです。 J3の3位〜6位がトーナメントを行い、優勝した1クラブがJ2へ昇格します。
※かつての「J2・J3入替戦」とは異なり、J3クラブ同士の戦いで昇格枠1を争います)
□ J2昇格プレーオフ歴代・決勝の結果一覧表
| 年度 | 昇格クラブ | スコア | 対戦相手 |
|---|---|---|---|
| 2024 | 富山(3位) | 2-2 | 松本(4位) |
| 2025 | 未定 |
初代王者に輝いたのはカターレ富山でした。
リーグ3位の強さを発揮してトーナメントを制覇。2014年の降格以来、実に11シーズンぶりとなる悲願のJ2復帰を達成しました。
まとめ:短期決戦を制するのは「勢い」か「順位」か
プレーオフは、リーグ戦38試合の積み上げが、たった1試合、たった1つのプレーで決まってしまう残酷なシステムでもあります。
しかし、だからこそ生まれる熱狂があるのも事実です。「年間上位が優位」でありますが、それでもキックオフの笛が鳴れば何が起こるかわかりません。
今シーズンの結末はどうなるのか、そして来シーズンはどのクラブがこの舞台に立つのか。これからもJリーグの熱い戦いから目が離せません。
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