サッカーJ2のヴァンフォーレ甲府に科されていた「補強禁止処分」が、2025年9月30日に解除されました。

この決定は、クラブ公式サイトおよびFIFAの発表で明らかになりました。
これにより、ヴァンフォーレ甲府は再び移籍市場で新しい選手を獲得し、チームに登録することが可能になります。

国際サッカー連盟(FIFA)からの通達解除について | ヴァンフォーレ甲府 公式サイト
国際サッカー連盟(FIFA)からの通達解除についてのページです。最新のニュース、試合情報、選手・スタッフ紹介やチケットなどクラブに関する情報をお届けします。
事の発端は移籍金を巡るトラブル

今回の処分が科された原因は、元所属選手であるFWジェトゥリオ選手の移籍金を巡る問題でした 。
ジェトゥリオ選手の移籍元であるブラジルのクラブ「トンベンセFC」との間で、契約延長分の移籍金の支払いについて齟齬(そご)が生じていたのです 。
この問題を受け、FIFAは9月24日付でヴァンフォーレ甲府を補強禁止リストに掲載していました 。
補強禁止処分(移籍禁止制裁措置)とは?
FIFAが定める罰則(ばっそく)の一つで、クラブが一定期間、国内外を問わず新しい選手をチームに登録できなくなるという非常に厳しい制裁(せいさい)です
チーム強化の根幹(こんかん)を揺るがすため、クラブ運営に多大な影響を及ぼします
迅速な対応で早期解決へ
処分の発表後、ヴァンフォーレ甲府は問題解決に向けて迅速に行動しました。 クラブの素早い対応が功を奏し、処分は短期間で解除される運びとなったのです。
解決に至るまでの流れは、以下の通りです。
- ヴァンフォーレ甲府が、問題となっていた移籍金をトンベンセFCへ支払
- 支払いを確認したトンベンセFC側が、制裁措置の解除に同意
- 両クラブの合意を受け、FIFAがヴァンフォーレ甲府を補強禁止リストから正式に除外
今回の経緯をより詳しく知りたい方へ
問題が明らかになってから、わずか数日で解決に至った今回の件。その詳しい経緯について、別の記事で分かりやすく解説しています。
今回の件はこれで一件落着(いっけんらくちゃく)となり、ファン・サポーターにとっても胸をなでおろす結果となりました。
なお、ヴァンフォーレ甲府は、「今回の事案発生を反省し、今後はクラブ内におけるガバナンス体制を再構築して、再発防止に努めて参ります」と公式ホームページでコメントしています。

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